
200年の時を超えて
現代の寺子屋を目指す
はじめまして
野村泰介です

一般社団法人SGSG理事長
#おかやまJKnote総合プロデューサー
~2016年 高校教諭
2017年 SGSG設立
奉還町を拠点に「困っている子もそうでない子も
みんなまるごとつつみこむ」居場所作りを行う。
2022年12月 民設民営「奉還町ユースセンター」設立
【2024年度の仕事】
なないろ学習塾代表(学習特性のある子のための学習塾)
鹿島朝日高校連携奉還町学習センター代表
(通信制高校サポート校)
環太平洋大学経済経営学部非常勤講師
岡山大学教育学部附属中学校非常勤講師

SGSGの目指す教育
【みんないっしょに違うことをする】
―寺子屋に見た教育―

従来の学校は、
「みんないっしょに同じことをする」
場でした。
これは日本では明治以降、
国主導の教育システムができてからの常識。
それまでの庶民教育は寺子屋のような学年
という概念のない、
いわばフリースクールのようなものでした。
SGSGは創業以来、様々な学習特性・不登校
などで悩む子やその保護者の方から相談を
受けることが多いのですが、
みなさんに以下のようにお話ししています。

SGSG(なないろ学習塾や通信制サポート校を含む)では
様々な特性を持っていたり
不登校でも必要以上に特別扱いはしません。
合理的配慮はしますが、みんないっしょに接します。
何なら年齢も関係ありません。
小学生も中学生も高校生も同じ場で過ごします。
そこでそれぞれの興味関心のあることを
それぞれのスピードで学びます。
そう、みんないっしょに違うことをするのです。
その中で隣の子が何をしているかは認めます。
理解できなくても認めます。
何を目指しているか?一言で表すと、
「自分の意思で寄り集まった
共同体づくり」でしょうか。
(実は、SGSGの最初のGは「ゲノッセンシャフト」を指します)


私は臨床心理士でもないし、
福祉の知識経験が
豊富なわけではありません。
ただ、教育のプロです。
学校とは距離の遠近はありますが、25年ほど
関わっています。学校の良い部分も悪い部分も
見てきました。だからこそ、
教育者の立場で、仲間と共にお子さんに
寄り添うことはできます。


ただし、もう一度言いますが、
必要以上に特別扱いはしません。
何らかの困難を抱えている場合でも
無定見に「ありのままでよい」
という声かけはしません。
困難さの原因をつきとめ、経験豊富な
スタッフの伴走で困難さを克服する力を
身に着けます。
SGSGに来るお子さんの周りには、
色々な分野に特化した才能を持つ
仲間もたくさんいます。


最初は「え、私、ここで大丈夫かな?」と
戸惑うことがあるかもしれません。
でも自分のペースで結構です。慣れたら、
とても居心地の良い場所になります。
居心地の良い場所で、
存分に「今まで以上の自分」を
見つけてもらいます。
さて、SGSGの教育とはカテゴライズすると
何なのでしょうか。
いったい、私は何を目指しているのだろう・・・

今から200年ほど前、野村家の祖先は
現在の赤磐市で寺子屋を開き、地域の子どもに
読み書きソロバンを教えていました。
その後、この寺子屋は
「河本村野村塾」と呼ばれ、更に明治になると
その寺子屋は小学校となります。
(現在の赤磐市立山陽小学校の前身のひとつ)
小学校経営をしながら、
村の青年を集め地域協働のための
学校のようなものを作っていたそうです。
色々と考えていたら、これは江戸時代の寺子屋なんだ!と気づきました。
なんだこれ、SGSGじゃないか!

200年の時を超えて現代の寺子屋を目指す
ちょっとカッコつけてこう言わせてください。